Paraglider Pikaichi

空を飛ぶ趣味を「パラグライダー」で叶えたPikaichiと仲間のサイトです

ファイターパイロットへの道(その2)

time 2016/11/17

ファイターパイロットへの道(その2)

「ファイターパイロットへの道」の第2回目です。

これから少し具体的な話に入っていきたいと思います。

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フライトにおける思考

第1回目で

まずは自分を知ると言う意味で

いつもは何を考えて飛んでいるのか?

と言う回答を出してみて下さいと言ってましたよね?

どうでしょうか。いくつか出せましたか?

普通に考えるならば

  • 気象条件や風向き
  • いつテイクオフするか
  • どこで上げるか(普通はエリアのファーストサーマルポイントでしょうけど)
  • 今日はどんな飛びをしようか(フライトプラン)

と、この辺りまでがテイクオフする前にざっと考えそうなことでしょう。そして、テイクオフしたら

  • 空域の状況(荒れているかいないかなどの感覚的なこと)
  • サーマルの強さや様子
  • 使える対流範囲(高度範囲)
  • 移動するタイミング
  • etc・・・

など、実際にフライトしている状況から受け取る情報と、フライトプランを実践するための情報を収集することになるでしょう。

そして、それらの情報を元にして事前に考えていたフライトプランを修正したり肉付けしたりすることになると思います。

「これくらいはいつも考えて飛んでいるよ!」

と言う方はそれで良いです。ただ、これはあくまで最低限考えるべきことであって、これすら考えてない場合は

何も考えないで飛んでいる

と言うことになるでしょう。そんな方は、これから考えて飛ぶように普段のフライトから変えていきましょう。

フライトプランが基本

フライトする場合には、必ず事前に

フライトプランを考えてから飛ぶ

ことを実践しましょう。それも始めの内はできるだけ具体的にプランニングするように心がけます。

例えば5Km先の地点とテイクオフ間でアウト&リターンをしようと考えた場合には

  1. テイクオフしたら最初のサーマルポイントに行き雲低まで上げる
  2. 雲低に着いたらアウト&リターンの目的地に向けて移動を開始する
  3. 目的地手前にサーマルポイントがあるので、そこでも雲低まで上げて目的地に向かう
  4. 目的地からテイクオフまではフォローなので、最初に上げたサーマルポイントまでそのまま戻って再び雲低まで上げる
  5. テイクオフに戻る

と言った具合に、自分の行動も含めて考えておきます。これがフライト中に思考することの基準になるのです。

修正案を考える

いざ飛んでしまうと、なかなか自分のプラン通りにはいかないのが常です。そんな場合に備えて

常に修正案を考えておく

と言うのも忘れないでください。プランでは「雲低まで上げる」となっていますが

  • サーマルが無かったらどうするのか?
  • 雲低まで上がらなかったら?

と言った事態は当然予測できるはずです。その時に迷わず行動できるように修正案を持っておくのです。

そうすれば、無意味にサーマルポイント周辺を探し回って高度ロスすることもないでしょうし、上がらないサーマルにしがみついていることも避けられます。

何故フライトプランが必要なのか

フライトプランを基準にする理由は何なのか?について私の考えをお話しすると

空中で考えるべき項目を極力簡素化する(減らす)ため

と言うのが目的となります。空中では思考能力は低下しますし、空中で考えることに慣れていない方はなおさらです。一度に多くのことはできません。

機体の操作や周囲警戒など、フライトに最低限必要なことに思考や注意を向けながら、自分のフライトプランについても考えなければならないのですから

空中で行う仕事はとても多い

と言えるでしょう。であれば、なるべく仕事を減らす必要がありますし、より効率的に頭を使う必要が出てきます。

その基準がフライトプランなのです。そのプランがより具体的に組まれていれば、その通りに行動することでフライトができますし、プランとのズレも認識できます。

そのズレを修正案で修正し、自分の考えたプランを実行するのです。こうすることで考えることは

  • フライトプラン通りかどうか
  • 違うならば修正案を実行するかどうか
  • プランを実行するための条件を周囲観察によって情報収集
  • フライト操作や周囲警戒など最低限の項目

と簡素化することができるのです。

行動は意志があってなされるべき

フライトプランを基準とした場合の最も大きな効果としては

自分の意志で迷わず行動することができる

と言う点でしょうか?「予めこうする」と決めている訳ですから、その意思決定に基づいてフライトを行えば良い訳です。

大会などで良くあるパターンとしては、何も決めていなかったり迷っているがために

周囲が行く方向につられて移動してしまって失敗する

と言うことが起こります。これは

  • 自分のフライトプランがなかったか具体性に欠けていた
  • 修正案がなかった
  • 周囲の情報収集ができていなかった

と言うことに起因し、もっと言えば

自分の意志のないフライト

と言うことになってしまいます。パラグライダーは滑空機ですから、黙っていてもじっとしていても勝手に飛んで行ってしまいます。ですから

フライトには必ず意志が必要

なのです。

慣れることでルーティン化する

これを実践(訓練)し続けることで、いずれは慣れて当たり前のようにできるようになります。何事も訓練です。

最初は大変だし面倒だろうと思いますが、とにかくプランがあって行動があるべきなので、頑張って訓練してみてください。

そして、慣れてきたら考える項目を増やしたり、より深く思考するようにしてください。それを繰り返すことで

  • 空中での思考能力が鍛えられる
  • 空中での視野が広がり情報収取能力が鍛えられる

ことになります。

 

これらは、Team-Cでも大会に出始めた隊員に必ずレクチャーすることです。と言うか、これができなければ飛ぶ意味がありません。

  • フライトには目的があり
  • その目的を達成するための計画があり
  • その計画を実行するために情報収集する

ことが、意志のあるフライトであり自分の経験値を上げることのできる

意味のあるフライト

になるのです。

ぜひ、意味のあるフライトを重ねて自身の経験値を上げて行きましょう!!

 

ファイターパイロットへの道(その1)← →ファイターパイロットへの道(その3)

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管理人

名前:Pikaichi

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1992年にパラグライダーを始めて20年以上飛んでいます。 立山エリアをベースに、「Tateyama Team-C」のメンバーと共に全国の競技会に出かけています。

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