Paraglider Pikaichi

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獅子吼高原スカイフェスタ2008 製作秘話(その10)

獅子吼高原スカイフェスタ2008 製作秘話(その10)


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製作秘話その10

今回の仮装演技をエンターテイメントにするためには、ナレーションがとても重要になります。航空祭に行かれた方はおわかりと思いますが、空中演技などは「いつ」「どこで」「何をやるのか」が観客にはわかりません。そのためにナレーターが事前に解説をし、演技中は実況を行い観客にわかりやすい演出を行うのです。

私が仮装で不満な点はここにあります。仮装した格好は誰が見ても「あー、○○の仮装だ」とわかりますが、それがこれからどうなるのか、また何のためにそんな仮装をしているのかまではわかりませんし伝わりません。最近の仮装演技では、各チーム共にストーリー性を持たせた演出を行っていますが、それが一般の観客には伝わっていないのです。

演技は観客に伝わってこそ価値がある

例えば、テイクオフにたくさんの仮装が並んで飛ぶ準備をしていたら、観客は「どれが飛ぶのかな?」と期待します。それがストーリー性のある仮装で、最初に何かが飛んで最後に大物が飛びストーリーが完結する(過去の立山では、祭りで子ちょうちんや大ちょうちんが飛び、最後に曳き山が飛ぶなど)と言った場合、見ているだけではそれがわからないのです。「あっ、何か飛んでいったな」程度の印象しかありません。

主催者は司会者がテイクオフでインタビューをしたり実況をしたりしていますが、核心に触れる話はなく、これからどうなってどんな面白いことが起こるのかが観客にはわからないことが多い。それから、仮装をしている参加者が主役であるはずなのですが、パイロットの名前すら紹介されません。仮装で飛ぶのは意外と大変なことなのにですよ。

かつてはこんな仮装で飛んだが・・・意外と大変なのです

そこで、私たちは全てを自分達で演出し、それが観客に伝わるように構成したのです。ナレーションはその中核を成すものです。今何が始まってどうなって行くのかを、しっかりと簡潔に伝えるようにしたのです。ナレーションは淡々と行うのではなく、そこにも「ブルーインパルス」っぽい演出を取り入れて、パイロットの紹介や飛行演技内容の解説を事前に行い、その後は実況を行った訳です。それは、ある意味私たち(私かもしれないが)の仮装大会の理想だったのかもしれません。

観て、聞いて楽しむのが仮装の理想形・・・

そのような思いが強かったことと、自分の構成・演出であることから、最初から私がナレーションをすることになっていたのです。台本も勿論作りましたし、訓練でも本番と同じようにBGMを入れてナレーションを行いました。言葉も内輪受けするようなものは止め、パラグライダーを知らない一般の人にも理解出来るように心がけました。結果的には演技した時刻が早かったので一般のお客様は少なく、殆どが参加者か関係者になってしまったのは残念でしたが。

飛ぶ人だけが楽しむイベントならばその必要はありませんが、一般の観客を想定するのであればもっと考えるべきことがあると思いますね。「来年も見てみたい」と思わせるイベント、「来年も参加したい」と思わせるイベントとして、今後もスカイフェスタが続いて行くためには、まだまだやるべきことがたくさんあると思います。私は今回の仮装を通して、本当はそれを提示したかったのかもしれません。


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管理人

名前:Pikaichi

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1992年にパラグライダーを始めて20年以上飛んでいます。 立山エリアをベースに、「Tateyama Team-C」のメンバーと共に全国の競技会に出かけています。

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