Paraglider Pikaichi

空を飛ぶ趣味を「パラグライダー」で叶えたPikaichiと仲間のサイトです

パラグライダー回顧録(7.玉石混交のアドバイス)

time 2014/11/20

パラグライダー回顧録(7.玉石混交のアドバイス)

高高度を飛ぶようになると、既に飛んでいる先輩スクール生やパイロットたちとテイクオフで話す機会が格段に増えますよね?

この話は今のPikaichiを形作る?大きな要因となった出来事なのですが、昔は先輩パイロットと言えば憧れの存在ですから、いろいろ教えてもらえるのはとても嬉しいことでした。

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国旗掲揚塔のひとびと

Pikaichiのホームエリアである立山にはゴンドラ山麓駅の横に国旗掲揚塔があります。

ここの石段に陣取って、ランディングしてくるパイロットやスクール生をいつも観察しては

「あのアプローチはなってない」

「あのフレアは早すぎる」

などとウンチクを言っては人を説教する方々がおられました(笑)。

いや、言ってることは間違っていないのですよ。ホントに・・・。ごもっともなことなのです。

しかし、その言ってる本人たちは、まぁ飛べばそれなりにソアリングもしていたしコンペ機にも乗っておられたので「そこそこ」な飛びはされるのですが、ウンチクを垂れる割にはランディングがなってないのです。Pikaichiも草大会でランディングを大きくオーバーした時には散々説教を喰らった記憶があるのですが、今思えば「人に言う前に自分がちゃんと出来るようになりなさい!!」と言いたかったです。

もちろん、そんなことは言えませんでしたが・・・。

今出れば

1992年当時は、スクール生が極楽坂テイクオフでパイロットは展望台テイクオフから出ると言うのが一般的でした。何か意味があるのか?と言うと、展望台の方が標高で100m高いので金山(ファーストサーマルポイント)へ到達する確率がぐっと高くなるのと、あわよくば展望台横の五色ですぐにサーマルをヒットして上げることが出来ました。

時々スクール生も展望台テイクオフから出ることがありました。当時は今ほどテイクオフに関してシビアではなかったのかな?と思いますが、人も大勢いたのでサポートしてもらえたことも一因なのでしょう。午前中の比較的早い時間の展望台はテイクオフ待ちのパイロットで大混雑します。風がこないと出ない(出られない)パイロットが、助走距離の少ない展望台テイクオフの斜面に機体をセットしてのウェイティングは”迷惑”以外の何物でもなかったのですが、誰もそんなことは言いませんでした。それより何よりPikaichiが一番驚いたのは、私たちスクール生をダミーに使ってソアリングしようと目論む不届きなパイロットが少なからずいたことです。

先に飛ぶ分には全然問題ないのですが、ある時Pikaichiが準備していると若干フォローであるにも関わらず

「今出ないとダメだよ」

みたいなことを言われて急かされた覚えがあります。信じられないことですが、これにはホントに呆れました。そうまでしてダミーを出したいのか?と思いました。

こう言う人に限って条件がバンバンでも、サーマルに乗れずにぶっ飛んでしまって「タイミングが悪かった」などと言い訳するんですね。でも、そんな感じのパイロットが多かったように思います。こんなこと書くと「立山って変なパイロットばかりだったの?」って言われそうなのですが、多分立山に限らずどこでもそんな人が居たのだろうと思いますよ。ソアリング出来たらエライとか、高く上がったらエライとか、ちょっと難しいコンディションで飛んだらエライとか、今とは基準が全然違っていましたからね。

IMG_1814

決意しました

そんなことがPikaichiだけでなく、他のスクール生にもアドバイスと言う名の下に行われるのですからたまったものではありません。少なくとも、Pikaichiと周囲にいた同期のスクール生は「人を見て意見を聞くかどうか決めよう」と申し合わせていました。そして、Pikaichiがその時心で決意したのは

「10年以内に、あんたらは俺に対して物を言えないようにしてやる・・・」

と言う野望(笑)でした。口だけのアドバイスは迷惑ですし危険ですらあります。ましてや自分が見本を見せてくれる訳でもなく、無責任に煽るだけなのは人としても卑怯な所業です。ハッキリ言って許せませんでした。

この出来事をきっかけに、Pikaichiは失敗を積み重ねながらも「根拠のないアドバイスは聞かないし、自分もしない」ことを心がけ、自分の後輩スクール生にも

「おかしなアドバイスをされたら必ず理由を聞くこと。それに明確な回答を返せない人の言うことは絶対に聞くな」

と言ってきました。いずれ後述しますが、エリアでもこの性格が災いしてか敵対することも起こったりして何かと大変な思いもしたのですが、10年経たずにそのような方たちにはモノを言われなくなりました(笑)。

アドバイスするなら責任を持って

どんな世界にも「教え魔」みたいな人がいます。どちらかと言えばPikaichiもその類です。人に教えると気持ちが良いし自分が偉くなった感じがするからなのでしょうが、やはりその前に少し考えて欲しいと思います。

特にスクール生に対するアドバイスには細心の注意を払ってください。目の前の失敗や現象に対してあれこれ言うのは簡単なことですが、スクール生の場合はインストラクターが育成計画の中でアドバイスする内容やタイミングを計っています。何も言わずに自分で気づかせた方が良い場合もありますし、すぐに言って聞かせないとダメなケースもあります。それを判断するのはインストラクターなので、Pikaichiは基本的にスクール生へのアドバイスは極力しません。

人にアドバイスをするのであれば、「本当に必要なことは何か?」を見極めた上で行う必要があります。安易なテクニック自慢的なアドバイスは自慢話だけにしてもらいたいものです。相手に対して責任を持てないならばアドバイスすべきではないと思います。ついでにもう一つ、回顧録からは少しはずれてしまいますが、よく機体のインプレッションを語る方がいます。語るなとは言いませんが、それが今機体の乗り換えを考えているような後輩に対してのものならば、自分の感覚だけで伝えるのはやめて欲しいと思います。コンペ機に乗っていた人がEN-Cに乗れば楽で簡単で楽しいでしょうが、EN-BからEN-Cに乗る方にはステップアップですからそうは行きません。

「あの人が簡単だって言ってたのに」

なんて単純に乗り換える方もいないでしょうが、相手と同じ尺度(ものさし・基準)で話が出来ない限り、単なる自分の感想にとどめるべきと思います。

まぁ、今も昔もそんな方は少なからずいたのですが、Pikaichiの周りには何故か”結構”いたので、今こんなことになっているのかもしれませんね。

※記事中、生意気なことを申しました事ご容赦くださいませ

藤野

 

パラグライダー回顧録(6.高高度初飛び)←・→パラグライダー回顧録(8.SPACEと怪我)

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コメント

  •  懐かしいエルドカのロゴ。
    エリアに近づくと最近までガードレールにエルドカのロゴが貼ってありましたが、塗装されて見えなくなりました。
    (絶滅危惧種に指定されそうなフライヤーのひとり言)

    by 三森 達夫 €2014年11月25日 1:33 PM

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管理人

名前:Pikaichi

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1992年にパラグライダーを始めて20年以上飛んでいます。 立山エリアをベースに、「Tateyama Team-C」のメンバーと共に全国の競技会に出かけています。

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