日本海側は雪マークが天気予報に出現するようになりました。
いよいよ冬に突入ですね。そして、Pikaichiや日本海側のフライヤーは朝霧詣での季節となります。
今回は、スマホでLiveTrackを行う場合の注意点や工夫などについて書いておきたいと思います。
スマホはどこに置いておけば良いのか?
スマホでLiveTrackと言うことなので、スマホをどこに入れておけば(置いておけば)良いか?が問題になります。
条件としては
- 衛星電波を受信すること
- 携帯の電波を受信すること
- 操縦の邪魔にならないこと
- 落としたりしない安全な場所であること
- モバイルバッテリーと接続しても配線が可能なこと
と言うことになるでしょうか?
当初はフライトスーツのポケットに入れていた
Pikaichiはどうしていたか?と言うと、最初はフライトスーツのポケットに入れていました。
Pikaichiのフライトスーツは胸の両方にポケットがあります。冬場は「おててのこたつ」のバッテリーを入れたりしていました。
特に冬の朝霧で飛ぶ場合は胸ポケットならば保温もOKですし、バッテリーも一緒にポケットに入れることが出来たので便利でした。ちょっと重いのが難点ではありますが、大した問題ではありませんでした。
フライトコンテナにしまう
次にやってみたのは「フライトコンテナ」にしまうことです。
写真のコンテナは結構長く使っているのですが、手前のフタの部分にスマホ(iPhopne)を入れて、コンテナの中にバッテリーを入れて繋いでいました。今現在は写真のようにスマホ固定用にウレタンで型を作ってはめ込み式にしています。(ビレーが取れないので、衝撃があった場合は飛んでいく危険性あり・・・改善案検討中)
電波が受信できないと言ったようなことはなかったですね。
注意すること
飛ぶ前にLiveTrackをOnにする
ポケットに入れるにせよ、コンテナにしまうにせよ、しまう前にLiveTrackをOnにしておかなければなりません。特に競技会の場合テイクオフ前は何かとバタバタしていますから、入れ忘れて飛んでしまうことは結構起こります。
春や夏ならば空中でも何とかスマホを取り出して操作も出来るかもしれませんが、冬の分厚い装備ではまず不可能ですし危険でもあります。
ですので、テイクオフ前に必ずLiveTrackをOnにすることを忘れないようにして下さい。
事前に十分テストしておくこと
Pikaichiも使い始めた当初はトラブルに見舞われました。それは、途中でLiveTrackが止まっていることです。
後でログを確認すると、テイクオフに居る時のログは残っているもののその後のフライトログは全く残されていませんでした。
原因は、iPhoneで画面が消灯したことによるアプリの停止でした。そのままにしておけばずっとバックグラウンドで動作し続けると思っていたのですが、時と場合によるようです。現在のLiveTrack24+ではそのようなことが起こらないようにiPhone用の設定(画面が消灯しない設定)がありますので、それをOnにしておけば大丈夫でしょう。
一方、Androidはどうか?と言うと、やはり途中で止まったチームメイトがいました。同じような原因だろうと思いますが、使い始めには必ず起こるトラブルだと思ってください。
それを回避するには、事前に地上でLiveTrackを一定時間実行してみてどのような結果になるかを確認することが大切です。
途中で止まったならば、なぜ止まったか?も突き止めて対応策を身に着けておきましょう。
バッテリーがなくなった
フライトを終えてスマホを見たら電源が切れていた・・・。なんてことも可能性があります。ほとんどはモバイルバッテリーから充電されていないことによるものです。
考えられる原因としては
- USBケーブルの接続ミスまたは接触不良
- モバイルバッテリーの充電スイッチ入れ忘れ
- モバイルバッテリーの仕様
- スマホのバッテリー不良
などです。
ただし、リチウムイオンバッテリーは充電しながらの放電は苦手ですから、この方法はスマホバッテリーに対して大きな負担を強いています。従って、バッテリーの寿命が短くなることを覚悟しなければなりません。
これを防ぐにはスマホの画面が常にモニター出来る状況にあり、モバイルバッテリーの充電スイッチも操作出来る状況を作ることです。こうすれば、基本的にスマホのバッテリーはある程度使い切るつもりで飛べますし、残量がヤバくなったら充電スイッチをOnにすれば良いので、バッテリーに影響を与える状況を少なくすることが出来ます。
ですが、Pikaichiはバッテリーの寿命は諦めて充電しながら使っています。お勧めは出来ませんが、リスクを考えるとこれがベターな選択肢だと思っています。
今までiPhoneが高温になったりバッテリーが爆発したりしたことはありません。
失敗やトラブルは共有しよう
みんなで使えば、トラブルもそれなりに起こると思います。そんな時は、ぜひみなさんで情報を共有しましょう。次に使う人が少しでも楽になれば、安全で確実に使える方法が確立できるはずですから。
ぜひ、みなさんのご協力をお願いいたします。