冬は朝霧高原でフライトされる方が多いと思います。
それ以外の場所でも構わないのですが、冬のフライトで一番困る(ツライ)のは手の冷たさですよね?
いろいろ工夫したりヒートグローブを使ったりしている方も居ると思います。
私もずっとインナータイプのヒートグローブを使っていたのですが、バッテリーまでの配線が必要なタイプでしたので結構煩わしかったのです。
今回は、バイク用品メーカーの「株式会社アールエスタイチ」社のバイク用ヒートグローブを購入して実際に使ってみたレポートです。
RSタイチ「RST605」
ヒートグローブを購入しようと思っている方も多いと思いますが、その場合に「インナータイプ」にするか「アウタータイプ」にするかで迷うこともあるかと思います。また、「アウタータイプ」は取り扱っているパラグライダーディーラーが少ないので手に入らないと言うこともあったりします。
今回は、思い切ってバイク用のヒートグローブを購入して使ってみることにしました。
基本仕様
特徴
e-HEATと防水、透湿機能が融合した最強のウインターグローブ。
防水・透湿機能のドライマスター、発熱素材のヒートジェネレーターに加え、断線しにくいカーボンファイバー製電熱ユニットを採用。電熱ユニットはボタン操作でによる段階の温度調整が可能で、電源には小型のリチウムイオンバッテリーを使用し、面倒な配線などは一切必要ありません。ウインターシーズンに指先の冷えを解消する最強グローブの登場です。
素材
- 表地:ナイロン、合成皮革(クラリーノ)、ネオプレン、牛革
- 裏地:ポリエステル(ヒートジェネレーター)
- 防水ライナー:ドライマスター
- 中綿:ポリエステル(3Mシンサレート)
機能
- カーボンファイバー発熱ユニット
- 小型リチウムイオンバッテリー(2個)
- 発光式3段切替スイッチ
- バッテリー残量インジケーター
- 専用充電器付属(100-240V)
- 防水/透湿(ドライマスター)
- 発熱素材ヒートジェネレーター内装
- mcFit製法
- リストループ
- スマホタッチ(親指・人差指)
- 高密度中綿 シンサレートC150(甲)
充電時間
約8時間で満充電となります(AC、シガーソケット共)
※最初の2時間で約50%充電されます
※充電中のインジケーターは赤色点灯、完了後は緑色点灯
※充電時間は外気温やバッテリーの状態によって前後します
※性能劣化防止のため24時間以上連続しての充電は避けてください
結構重いです
私はLサイズを購入。(サイズはS、M、L、XL、XXLがあります)
実際に商品が到着したので開けてみると、結構大きいし重いです。
体重計でしか量ってないので正確な値はわかりませんが、両方で300gでした。
もちろん、バッテリー込の重さですが・・・。
バッテリーは腕部分のファスナーを開けたポケットに入れて配線を繋ぎます。
指先と手の甲部分に発熱体(カーボンファイバー)が入っています。親指と人差し指は導電性加工が施されていて、スマホなどのタッチ操作が可能になっています。タブレットサイズであれば空中でも操作出来ました。
操作は簡単
操作は簡単。電源を入れるのはボタンを長押しするだけ。電源が入った時にランプ点滅の色でバッテリー残量が分かるようになっています。
暖かさも3段階で、きりかえる時もボタンの長押しでOKです。空中でも操作出来ました。
装着感は腕の半分くらいまで覆われるので風が入る心配は全くありませんでした。ただ、バイク用なので作りがかなり重厚な感じで指先のしなやかさみたいなものはありません。
実際の感想
朝霧で2本飛んでみました。
どちらも一番発熱の弱い段階で使いました。また、インナーに薄めのヒートテック手袋を使いましたのでLサイズでも少し窮屈な感じはしましたね。
バッテリーの持ちは弱だと十分で、3時間半飛んでもまだまだ使えそうでした。おそらく弱だと5時間以上は持つでしょう。中や強は試していないのですが、強だと2時間弱くらいかな?と思いますが。
ですが、弱でも全く指先が冷たいと言うことはありませんでしたので問題ないと思いました。インナー手袋なしの状態(素手)で使うと、また違う結果になるかもしれませんが。
※追記:
既にお使いの方々からバッテリーの持ちについて情報を頂きました。
中だと概ね2時間程度、弱で4時間くらいと言うことです。情報をいただいたみなさん、ありがとうございます。
結論
バイク用なので私もかなり悩んだのですが、パラグライダーでも十分実用に耐えると思いました。値段もパラグライダーディーラーが販売している価格と大した差がないので、これはこれで良いのかな?と思いますし、ネットで簡単に買えるのが便利です。ただ、サイズによっては比較的早い時期に在庫がなくなってしまうので購入される方は早めに調べて早めに買っておいた方が良いでしょうね。
予備バッテリーも販売されているので、大会などで遠征する場合は充電の煩わしさから解放されるためにも一緒に購入するのが良いかもしれません。