1990年に創立した老舗クラブ
ハミングバードパラグライダークラブ(Hummingbird Paraglider Club)は、1990年にハミングバードパラパントクラブとして発足しました。発足メンバーは、当時から立山山麓フライトエリアで活動していた草創期のメンバーが中心となり、現在では日本はもちろん世界のトップパイロット・RedBull X-Alpsにも出場した扇澤郁(おうぎさわかおる)氏がJMB立山パラグライダースクールの校長を務めており、クラブ設立の中心的な役割を果たしたのは言うまでもありません。また、当時から扇澤氏と共にスクールを支えてきた現校長の関沢孝之(せきざわたかゆき)氏も、長きにわたりクラブを支える役割を果たされています。
拠点は立山山麓フライトエリア
クラブの活動拠点は富山県富山市にある「立山山麓スキー場」。らいちょうバレーエリアの第一ゲレンデ下部にあるスクール事務所をクラブ活動拠点としています。2014年現在では、山頂に設けられた「ジップラインアドベンチャー」によって休日になると多くのお客様が訪れるようになり、その上空を悠々と飛ぶパラグライダーを見る事が出来るでしょう。
主に立山パラグライダースクール卒業生を中心に構成
クラブの入会資格は特に定めていませんが、主に立山パラグライダースクールの卒業生が中心の構成になっています。(これは、どこのクラブも似たような傾向があると思われますが)
2014年現在の会員数は40名。1990年台のパラグライダーブームの頃は、150名以上の会員数を数えたこともありましたが「いまはむかし」となってしまいました。
イカロス出版:パラワールド1999年11月号「クラブ探訪」に掲載されました
クラブの活動内容
クラブでは、みんなで楽しめるような行事を毎年行っています。
- 総会(毎年4月開催)
- 安全講習会(毎年6月開催)
- グラハン大会(不定期開催ですが、6月~9月の間で開催)
- クラブ大会「トミーズカップ」(毎年9月頃開催)
- クラブ忘年会(毎年11月下旬頃開催)
- BBQ懇親会(不定期開催、年数回開催)
- 納会(毎年11月頃開催)
- フライトツアー(不定期開催)
- 競技会参加(Tateyama Team-Cと一緒に全国の大会へ参加)
まじめな行事もたくさんありますが、飛ぶことが好きな人たちの集まりなので、技術や知識の習得も大切なのです。
伝説の歴史
伝説の歴史として外せないのが2013年までお隣の石川県白山市鶴来町にある「獅子吼高原」で開催されていた「獅子吼高原スカイフェスタ」への仮装フライト参加でしょう。ハミングバードパラグライダークラブの団結力と、アイデアの緻密さ・実行力を世に知らしめたのは記憶に新しいところだと思います。
2004年に初優勝
2002年から参加して3度目の2004年は「夏と言えば祭りでしょう」のテーマで参加し、富山県新湊市(現在は射水市)の「曳山まつり」をそのまま持ち込むパフォーマンスと、大物「曳山」が空を飛んで見事初優勝を果たしました。
2006年に二度目の優勝
2004年の優勝からは、2年毎の参加に切り替えて4度目の参加。テーマは「戦国飛行隊」。騎馬や甲冑武士が飛びまわる様はまさに戦国絵巻。他を圧倒しての2度目の優勝を勝ち取りました。
2008年は全てが初の試み
再び2年の時をおいての2008年。「誰もやったことがない」ことに挑戦すべく、仮装から「エンターテイメント」に進化させた「Tateyama Impulse」を引っ提げて登場。単なる仮装ではなく、モチーフとなったブルーインパルスさながらの地上演技(デモンストレーション)と空中演技は見る者を感動させた最高のパフォーマンスでした。もちろん、他の追随を許さずに堂々の3度目優勝に輝きました。
広く仲間を募集中
こんな楽しい仲間たちと一緒に空を飛べるのは素晴らしいことです。これから始めたい方も既に飛んでいる方も、私たちの仲間になりませんか?体験したことのない世界が待っていることでしょう!!