今年は5月に入ってから天候が不順で飛べない日々が続いていた。天気はいつも心配のタネですが、今年は週間天気予報を見ても、結構安心して見ていられた。
しかし、何が起こるかわからないのもまた事実です。まさかねぇ。あんな展開になるとはねぇ・・・。
と言う事で、今年も無事に成立することが出来たトミーズカップ2002。オープン参加で関パラの方々とも一緒に楽しく競技を行いました。
では、その模様を・・・。
トミーズカップ2002
良い天気だねぇ
大会当日は、やや雲が上空を覆っているものの、西側を見る限りは晴天域が広がり、十分大会が出来る条件。8時30分から受付開始。選手の出足はやや鈍い感じでしたが、当日参加も加わって、クラス1が24名、クラス2が10名の34名の選手がエントリーしてくれました。
9時から開会式が行われ、クラブ会長の斉木氏の挨拶、競技委員長による競技説明と進み、前年度チャンピオンの斉木会長による選手宣誓によっていよいよ大会がスタート!!
この後、選手はテイクオフにみんなで大移動開始!!
安定しない風
選手全員がテイクオフに集合し、まずはクラス2から競技を開始。競技開始は10時20分。
クラス2は関パラの女性陣が先陣を切ってのスタートとなりました。テイクオフの風は、弱くなったり強くなったりで安定しない。尾根上の吹流しも垂れたりフォローになったりとヘンな感じだが、風がしっかり入るタイミングで選手がどんどんスタート。
途中、あまりにも怪しい状況になり、一時クローズ。様子を見る事に・・・。うーん、フォローっぽい感じで、ルート上には弱いローターが存在しているのかなぁ?
その後、風も安定してきた様子なので競技を続行。10名の選手が全員出たのは11時10分頃でした。
念願のRace to Goal
クラス2の1本目が終了し、本人は嫌がっていたが無理矢理ダミーとして小百合ちゃんにテイクオフしてもらう。先ほどまでの怪しいムードは全くなく、尾根上でスムーズなサーマルに乗ってグングン上昇していく。高度は1400mオーバー。
「これならレースが出きる!!」
と言う事で、競技方式は念願のRace to Goalに決定。タスクは、タスクコミッティーとしてお願いしていたハミングバード代表は塩岡貴子ちゃん、関パラ代表でちゃいなさんとで協議し
TO2-3(プレパイロン)-TO2(スタート)-3-8(クワッド乗り場)-1(パラダイス食堂)-4-1-LD1
の15.3Km。ゲートオープンは12時ジャスト、一斉スタートは12時15分と決定。
カウントダウン
ゲートが開くと同時にテイクオフしたのは優勝候補筆頭のぴろりんことNomad広野。関パラのホープARGONちゃいなさん、立山F1ではf2優勝を果たしたまっきーことBANDIT山岸と、ツワモノが順調にテイクオフして行く。金山では早くもガーグルが形成され、今日はどんな展開になるのか楽しみだった。
クラス1の選手がまだ2人テイクオフに残っている状況で、スタート時刻の12時15分が迫る。スタートマーカーであるPikaichiの愛機VERTEXを広げる準備をする。5秒前からカウントダウンを始め、12時15分ジャストにマーカーをオープン。が、しかし、この時スタート上空に待機していたのはNOMAD広野ただ1人だった。
まさかの展開
トップがスタートを切ってから、ようやく後続の選手がテイクオフ上空に現れ、順番にスタートを切って行く。ここまでは、広野独走の状態で、このままレースが進むのかと言う気配だった。
しかし、金山を含めエリア上空には徐々に雲が張りはじめ、日射が弱められて行く。最初の難関8番に高く行く者、撃沈覚悟の高度で突き進む者などいろいろで、久しぶりにテイクオフからレースを観戦させてもらった。そんな中、8番からダイレクトに向かってくる紫のNOVAを発見!!あれは大和信勝氏。チャレンジャーな飛びにしばし脱帽。
条件はさらに厳しくなり、最初の1番を撮りに来た選手は全部で6名。大和、広野、西尾、土田、森田、斉木の順でクリアして行くものの、ついにはランディングに雨が降る状況になり、サーマルが尽きて選手がバタバタと降りはじめた。
最後の希望のリフライト組も、サーマルに当たる事もなく、機首はランディングへ向けられた。
ゴール者なし、でも出来てホッとしたかな?
一方、クラス2も2本目は全体的に安定した風の中で無事2本の競技を終了した。
結果、クラス1は優勝者が5名の接戦。土田氏は8番パイロンが写ってないため残念でしたが手前の3番まで戻されてしまいました。優勝は最初のパラダイス食堂までコマを進めたNOMAD広野、チャンピオンVERTEX斉木、SABER西尾、X-RAY大和、ARGONN森田の面々。
女子優勝は、しぶとく8番をクリアしたまっきーことBANDIT山岸。
機体クラス別では、DHV2では優勝者に連なる西尾、大和の両選手。DHV1-2以下ではPikaichi色のX-ACTを駆るともちゃんこと若林知美が入った。
一方、クラス2では2本ともダントツの水を確保し、テイクオフもまさに見本と呼ぶべき見事なテイクオフだった高田選手が優勝、2位には関パラの堀内裕子選手、3位も関パラの渡部由香選手が食いこんだ。
お詫び:クラス2優勝の高田君の写真がありませんでした・・・。ごめんね!! m(_ _)m