今年のトミーズカップは「PG富山県選手権」との併催。エリア持ち回りで開催される県選は3年振りに立山での開催になり、それに合わせた形でトミーズカップも日程調整したのです。なので、競技も全員が「ターゲット」オンリー。クラス1はパイロットクラス、クラス2はスクール生クラスとして開催しました。
レポート:競技委員長 藤野 光一
トミーズカップ2008
トミーズカップはともかく、「富山県選手権」は立山エリアで成立したことがありません。私の記憶によると、97年頃から県選を開催していたと思いますが、記憶が定かな1999年、2002年、2005年の3回は立山での開催。1999年はテイクオフに上がったものの途中で雨に降られてキャンセルに・・・。それ以外は最初から雨。全くもって大会にならない年が続いていました。もはや定説となりつつあった
「立山での県選は成立しない」
の汚名を返上したいと思って臨んだのです。そう言えば、県選と併催と言うのは2006年のとなみ野大会もそうでしたね。
天気予報は晴れマークでしたが、結果的には曇りベースの1日。でも、これがターゲットには抜群のコンディションをもたらしました。
8時30分からの受付には44名もの選手が集まり、9時20分からランディング場で開会式。県連の宮本理事長の挨拶、関沢校長のエリア説明、競技委員長の競技ルール説明を終えて全員がテイクオフへ移動。ただし、3班に分けた選手兼計測スタッフのA班が計測のためランディングで配置に付きました。
テイクオフに到着後、即競技開始です。曇り空で風は基本的に弱め。出るタイミングが難しいですが、間隔を開けながら選手のタイミングで次々とテイクオフです。
1本目は44名中21名が10m以内の計測ゾーンに入りました。勿論、これ以外の選手も計測ゾーンに入ったのですが、お尻を地面に擦ったり転んだりしたためそのフライトが失格になった(厳しいジャッジを行いました)のです。
今回のルールでは、足以外の場所が地面に着いてしまった場合は失格。空中でのアプローチ中に失速に至る可能性が高い操作を行った場合も即失格。ランディングしても機体が1秒以上頭上キープされていなければ「失速ランディング」と言うことで失格と判定されます。安全性を考慮し厳しいルールでジャッジも厳格に行われました。
1本目が終了し、選手はすぐに2本目へ・・・。
一部の選手からリクエストがあり、時間制限付きでソアリングを許可しました。金山方面へ移動した選手は13時30分までランディングしなければならないルール。ほとんどの選手は時間どおりランディングしましたが、1名のみ時間オーバーで失格。それでも飛びを重視したのでしょう・・・(ねぇ、マスター)。
2本目も滞りなく競技が終了し、最後に競技委員長のPikaichiが飛んで無事競技終了となりました。その後はバーベキューに突入し、みなさんお腹一杯になるまで肉や料理に群がっていたようです。
さて、結果は県選の優勝が西尾選手。第6代富山県選手権者に輝きました。おめでとうございます。2位が土田選手。3位が県連理事長の宮本選手でした。女子優勝は松村選手。男女ともにハミングバード勢がタイトルを手中にしました。
トミーズカップの表彰では、クラス1優勝がそのまま西尾選手。2位が土田選手。3位がPikaichiでした。
クラス2優勝が荒川選手、2位が紺谷選手、3位が松村選手でした。みなさんおめでとうございます。それぞれに金、銀、銅メダルが授与されました。
表彰式の後で関沢さんから競技の講評をいただきました。そして県連理事長の挨拶。最後はトミーズカップ入賞者によるビールファイトで大会が締めくくられました。みなさんお疲れ様でした。
来年は通常通りトミーズカップ単独開催となる予定です。みなさん、メダル目指して頑張りましょうね。