話題になっていたデジタル簡易無線の最新機種である
スタンダードVXD1S
が手元に届きました。
いや、ホントに小さいです。軽いですね。
今回は、VXD1Sについて紹介したいと思います。
スタンダードVXD1S
デジタル簡易無線をパラグライダーで使い始めてから6年くらいが経過しました。ようやくと言うか、アマチュア機並みの小型軽量の上空利用対応の無線機が登場しました。
これまでにも、ICOMから発売されていたDPR30と言う機種がありました。
こちらも小型軽量で上空利用対応でしたが、アンテナが内臓されていることもあってか、電波の飛びには若干の不安要素がありました。また、それ以上にスピーカーが貧弱で、イヤホン必須と言うスペックだと言われるほどだそうです。しかし、おしゃれなデザインやBluetoothが使えるなど斬新な機能もあって、使いようによっては便利に使えそうではありますが、既にVXD291Sや450sを持っているパラフライヤーには、ヘルメットのヘッドセットと接続するために新たに変換ケーブルを用意したりと不便さもあるので、現在の手持ち機材がそのまま生かせる無線機が望まれていました。
それに応えてくれたのが、スタンダードのVXD1Sです。
私の今使っているVXD291Sと比較しても小さくて薄いです。写真ではその点がよくわからないかもしれませんが、とても扱いやすくなりました。
付属品
今回購入したVXD1Sに付属していたものです。
- 無線機本体
- バッテリー
- ベルトクリップ
- 充電器
これ以外に、登録申請用の申請書も付属していました。
USBで充電可能
このVXD1Sのウリの一つが
USBで充電できる
ってことです。
端子はAndroidスマホなどと同じマイクロUSB端子です。ですので、XCTrackなどを使っているタブレットやスマホと同じUSBケーブルが使えます。
最近の大会事情として、夜の宿舎ではコンセントにあらゆる充電機器がつながることになるのですが、これはある意味ありがたい機能です。最悪の場合はモバイルバッテリーでも充電できるので、万一の際にも対応することができます。
外部マイク端子も装備
VXD291Sの時は、外部マイクを使うために変換するアダプターを取り付けていましたが、VXD1Sはちゃんと本体上部にマイク端子が装備されています。ですので、今までのマイク(端子が4ピンでネジ付きのもの)もそのまま使えます。
上空利用の場合は設定が必要
このVXD1Sですが、陸上用の30チャンネルと上空用の5チャンネルが実装されています。ですが、電波法に対する工夫なのか
- 陸上利用の場合は陸上利用の設定(デフォルト)
- 上空利用の場合は上空利用の設定
が必要です。モードとしては
- LAND
- SKY
と切り替える仕様です。
LANDモードの場合
この場合は陸上波が送信可能で上空波は受信のみになります。
SKYモードの場合
この場合は上空波が送信可能で陸上波は受信のみになります。
これから使ってみます
さて、軽くて取り回しの良い無線機も手に入ったので、これからじっくり使っていきたいと思います。
※もちろん無線機は新たに登録してからですが・・・申請方法は 「デジタル簡易無線の登録申請について」を参考にしてください
正直なところ、VXD291Sは大きくて重いし、かさばる(私はエネループを使っているので電池パックが大きくで重い)のですが、これはコンパクトでホントに良いです。電波の飛びなどはこれから検証ですが、大きな問題はなさそうな感じです。
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買いだと思いますよ。特に、そろそろ5年で再免許申請しなきゃいけないような方は、この機会に取り換えるつもりで買い替えてしまうってのはいかがでしょうか?