2017年のJPAナショナルリーグ前半戦最後となる大会が、5月27・28日に山形県の白鷹エリアで開催されました。が、残念ながら天候不良でキャンセルとなってしまいました。
これで2017年シーズンのナショナルリーグ前半戦が終了してしまったわけですが、今年も波乱を呼びそうな予感がしてきました。
前半戦を振り返って
ナショナルリーグの前半戦4戦が終了しました。
- 第14回JPAパラグライダーカップ in 富士山(2017年1月14-15日)
- COOクロカンカップ(2017年3月18-20日)
- COOスプリングカップ(2017年4月8-9日)
- しらたか春祭り(2017年5月27-28日)
第4戦目の白鷹は、元々は立山での大会のはずでした。が、ご存知のとおり立山のゴンドラが動かないと言うことで大会中止がやむなしとなり、急遽設定された振替大会です。白鷹エリアの植木さんには感謝申し上げます。
成立タスクは2本のみ
この4戦で成立したのは3戦目のCOOクロカンカップのみです。この大会では2本タスクが成立しています。そして。現在ランキングに計上されているのはCOOクロカンカップの2タスクだけなのです。
昨年も天候には悩まされてきたナショナルリーグですが、今年もまだ影響を受けているようで悪い流れ?が断ち切れていない感じですかね~。
今回の白鷹でも、それこそ3日前くらいまでは晴れベースの期待できる予想だったのが、寒冷渦の動きが予想以上に遅かったこともあって、結局は27日も28日も寒気の影響を受けて強風やにわか雨の不安定な空になってしまいました。
後半戦も4戦
さて、前半戦は4戦でしたが、後半戦も4戦の予定です。そして、後半戦スタートも「しらたか」からです。ナショナルリーグの日本グランプリ大会でしたので、そのまま次の「しらたか ラ・フランスカップ」へ持越しです。
- しらたか ラ・フランスカップ(2017年9月16-18日)
- 白馬八方尾根Japan Cup(2017年9月30日-10月1日)
- 高嶺カップ2017(2017年10月14-15日)
- 四国三郎ジャパンカップ2017(2017年11月11-12日)
後半戦の日程で全てタスクが成立すると9タスク。現在2タスクなので11タスクが今シーズンのMAXタスク数となり、計上本数は5本がMAXです。しかし、4大会のうち2日競技がキャンセルされると合計タスクが9タスクとなってしまいMAX4本となります。その可能性も十分あるので、リーグ戦争いは1本あたりの点数を高く維持することが重要なシーズンになります。上位のゼッケンを付けていて、下位に沈んでいる選手たちは仕切り直しで高得点を揃えていく必要があるでしょう。
高嶺がキーポイント
後半戦では、これまでN2リーグやチャレンジリーグを主体に開催してきた高嶺エリアがナショナル開催になりました。今年は遠く離れたゴールも設定されているようですし、ナショナルリーグの選手で高嶺をあまり知らない方もいるでしょうから、高嶺の大会が意外とキーポイントになるかもしれません。
高嶺だけでなく、10月の長野シリーズが重要と言うことでしょうね。
他のリーグも同様
ナショナルリーグを中心に振り返ってみましたが、N2リーグやチャレンジリーグも状況的には同じです。
チャレンジリーグもCOOクロカンの2タスクのみが成立しています。しかし、こちらはリージョナルステージが各地で開催されており、現状はリージョナルのポイントでリーグ成績が決定する勢いとなっています。チャレンジリーグは今年もタスク計上本数はルール上MAXの7本になるのは確定でしょう。
チャレンジリーグ本戦も成立して欲しいところですが、リージョナルステージも重要になっています。本戦では6月のしらたかで開催される「さくらんぼカップ」や、7月の「しらたか紅花カップ2017」に期待したいところです。
N2リーグは全く成立していません。
4月のCOOスプリングカップが不成立でしたので、7月の「しらたか紅花カップ2017」が成立すると初成立となります。7月以降の6戦にすべてがかかっています。
波乱の予感
そんな感じで、2017年のJPA競技各リーグは波乱の予感がプンプンします。
個人的には後半戦で天候に恵まれ、良いレースが各大会で成立してくれることを望みますが、天がそれを受け入れてくれるかどうか・・・?
ナショナルに限って言えば、後半戦になれば新鋭機に乗り換える選手にも機体がデリバリーされ、十分に慣熟する時間もあるでしょうから強力なアドバンテージになるでしょう。
現在47位で折り返した私にしても、結局のところ後半戦に良いレース日和に恵まれることを祈るしかありません。
天気の神様、風の神様、どうぞよろしくお願いいたします。