JPAの2015年ナショナルリーグが終了しました。
最終戦の四国三郎は2本のタスクが成立して日本グランプリ大会としても成立し、年間ランキングにも大きな動きがありました。
そんな中で、Team-Cの中島さんは今年度総合3位となりました。
おめでとうございます。
好調な前半戦
今シーズンもPNL第1戦は冬の定番エリア朝霧での「パラグライダーカップin富士山」から。
最新鋭機のBoomerang10を駆ってのアグレッシブな飛びで初戦の成績は7位とまずまずのリーグ戦スタート。
第2戦でのCOOクロカンカップではTask1で10位、Task2で2位と健闘し総合では準優勝で表彰台。
続く第3戦COOスプリングカップでも宇都宮ゴールタスクで見事なゴールメイクでした。
そして、地元立山でのらいちょうバレーカップでも総合3位として今期2度目の表彰台。
この頃のランキングはすでにTOP3の位置を固めた感がありました。
スタイルを求めて
ナショナルリーグの後半戦は9月の白鷹からスタートしました。
高得点を揃えて挑む中島さんにとっては、普通の飛びではポイントを入れ替えることは難しい状況。
白鷹では自らのフライトスタイルを模索する意味もあってか、鋭い突っ込みと他の追随を許さないほどの先行戦術で臨み、Task1は見事に1位を奪取しました。しかし、北風の影響を危惧して短めのタスクだったことで、ノミナルタイムが1時間に満たない結果となり1000点満点がつかない残念な結果となりました。Task2、Task3も先行するスタイルを貫き、他を驚かせたのは記憶に新しいところでしょう。
最終戦も苦戦を強いられ
最終戦となった四国三郎では、タスク1本が成立すれば年間計上ポイントが5本となることから熾烈なトップ争いを演じる強者たちが中島さんを追撃してきます。
上位選手にとって、現状維持も上位アタックも同じくらいに難しい。高得点を取るしかないと言う選択肢のない状況で、他の選手も勝負をかけてくるのですから。
相手のミスを期待することができない場合は、相手以上にポイントを取ることしか選択する術がないのです。
そんなプレッシャーのせいか本人曰く
「最終戦も含めて後半は思うように戦えなかった」
と言うことですが、来年に向けて自らのスタイルを確立し「自他ともに認めるTeam-Cのエース」として飛ぶゼッケン3番が見られると確信しています。
2016年シーズンの活躍を期待しています。