Paraglider Pikaichi

空を飛ぶ趣味を「パラグライダー」で叶えたPikaichiと仲間のサイトです

スマホでLiveTrack(その7)

time 2015/02/08

スマホでLiveTrack(その7)

しばらく時間が空いてしまいました。スマホでLiveTrackも7回目です。

今回は、実際に「LiveTrack24」を使用していたおかげでツリーランからの救助活動が円滑に行えたと言うJPA安全普及事業部の報告について触れたいと思います。

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安全管理に威力を発揮

当初から言っていた通り、このLiveTrackingシステムは安全管理に抜群の威力を発揮します。

そのため、普段フライトする時にも使用するのが理想となります。

しかし、「安全管理」と言うキーワードだけですと窮屈な印象を持たれる方もいらっしゃるでしょうし、いちいちアカウントを作ってそれを使うと言うことに抵抗を感じる方もいることでしょう。

ですので、これまでは安全管理面よりも使う人自身のメリットについても、より多く解説してきたつもりです。

  • ログが簡単に見られること
  • クロカンなどはLiveでどこを飛んでいるのかが簡単にわかること
  • アウトランなどの回収も位置が簡単に特定できること

などなど。

ですが、やはり一番の目的は「安全管理」なのです。

JPAでの救助事例

それでは、JPAでの救助事例をご紹介させていただきます。

この情報は、JPA安全普及事業部のブログに掲載されていますので、そちらもご覧になってください。

以下、JPA安全普及事業部ブログより引用します。

LIVE TRACKING24 を使用してツリーラン救助

世界の大会で徐々に浸透し始めているライブトラッキング、JPAの競技会においても使用すべく多くの選手のみなさまに試してもらっています。競技会ではレース状況の把握、選手はフライト後のレース解析になどに役立てています。また、このライブトラッキングはパイロットの安全管理にも有効です。今回、実際にライブトラッキングによって困難な救助が迅速に行われましたので紹介させていただきます。

10:33(ライブトッラキングで確認)
1名のパイロットが潰れを回復できず、パラシュート開傘。エリアから見える稜線の裏に消えたため、ツリーラン現場は目視できず。空中のパイロットが無線で呼びかけるが正確なGPS座標を得ることができない。また、携帯電話は圏外のため、通信はできず。
早急に位置情報を確定するために、スタッフがクラブハウスでライブトラッキングのホームページを立ち上げる。すぐにパイロットのユーザーネームから位置情報を得ることに成功。 現場を目撃したパイロットの情報と照らしあわしても、この情報に間違いはなさそうなので、この位置情報をGPSに入力して現場に向かうことを決める。

11:00
現場は、エリアと通信が途絶える可能性がある、さらにアプローチが長い(高度差400mほどを登り、その後高度差200mほどを下る)、ルートは急勾配、足場がもろい、部分的に残っている雪が凍っている・・とうこともありスタッフ3名(全員レスキューレベル3所持者)と現場を目撃していたパイロット1名(救助経験あり)の4名で現場に向かうことに。

12:45 (GPSの履歴で確認)
現場到着。ライブトラッキングの位置情報にはほとんど誤差なし。
パイロットはすでに自己脱出しており地上で待機。スタッフ2名が木に登り、パラグライダー、パラシュートを回収。

13:20 (GPSの履歴で確認)
回収およびパッキング完了。下山開始。

14:40 (GPSの履歴で確認)
下山完了

(総括)
・パイロットがライブトラッキングを使用していたおかげで、位置情報を正確に得ることができた。万が一、パイロットと通信ができなくてもほぼ誤差のない位置情報を入手できることがわかった。

・ライブトラッキングを利用しての救助は初めてだが、その位置情報をGPSに入力することで、ほぼ誤差なく現場に到着することができた。

・今後、ライブトラッキングの使用方法が確立すれば、非常に心強い。すでに、今シーズンのJPA競技会ではGPSつき無線機とライブトッラキングで選手の安全に最大限配慮するが決定している。

・もちろん、その位置情報を正確に使える地図およびGPS、そしてそれを使いこなせるレスキューレベル所持者を中心にチームを編成できたことが救助を円滑に完了させた大きな要因。JPAのパラグライダーレスキューに対する取り組みを最大限に活かすことができた。

・ルート探し、現場を往復できる体力、登山能力、グライダーの回収技術・・どれがひとつ欠けても成しえなかったものであった。場合によってはビバーグ、滑落、機材放置など様々なことが考えられた。

JPAでは今後ともパラグライダーレスキューの取り組みを継続的に行っていく必要があることを痛感した。

lv049

 

いかがでしたでしょうか?

やはり、空を飛ぶ以上、いつ何が起こるかわかりません。それらに備える意味でも「普段からLiveTrackを利用」することが望ましいですね。

3月になればクロカンシーズン到来です。ぜひ、みなさんのエリアでも通常装備として利用することをご検討下さい。

 

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管理人

名前:Pikaichi

名前:Pikaichi

1992年にパラグライダーを始めて20年以上飛んでいます。 立山エリアをベースに、「Tateyama Team-C」のメンバーと共に全国の競技会に出かけています。

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